先週のまとめ＆Ｇ７＆デイトレ作戦 : 3万円からのFX投資生活

先週の株式＆為替相場は、歴史的金融危機となりました。
・アメリカ発の世界同時株安。
・底なし大暴落のマーケット。
・ダウ平均１万ドルの大台割れ
・日経平均１万円の大台割れ
・主要６カ国中銀が協調利下げを断行
それでも市場の混乱は収まらず、記録的な円高相場に。
週末のＧ７を受けて来週の相場展開が気になりますが、
Ｇ７の声明を見るところ、具体的なカンフル剤はなく、
週明けも円高トレンドは終わらないと見ています。
★金曜日の相場のまとめです。
■東京市場
前日のNYダウが約700ドルの大幅安となり、
前場から大荒れの展開、そしてアジア各国の株も総崩れとなりました。
日経平均は寄り付きから売り気配銘柄が目立ち、一時1000円超の記録的な下落。
為替市場では急激な円高が強まり
・　ドル円：98円割れ（３月１８日以来の円高ドル安水準）
・　ユーロ円：133円割れ(２００５年７月以来の円高ユーロ安水準）
・ポンドドル：1.7000を割れ（1.6770レベルへと急落、2003年11月以来、約5年ぶりの安値水準）
後場にかけて米が『銀行預金の一時的な全額保証を検討』と報じ、
ドル円は９９円台へと戻しましたが、
日経平均は午前の下げを戻せず、リスク回避的な動きは払拭できず終了。
また、ザラ場では
初のサブプライム関連日本企業の破たんが話題となりました。
『大和生命の更生手続き』開始。
■ロンドン市場
ロンドン市場はポジション調整。
ドル円、クロス円は円高水準でレンジ相場を形成し方向性に欠けた動きをしました。
・ドル円：98円台半ばから99円台前半
・ユーロ円は133円台前半から135円台前半
ロンドンではG7直前ということで積極的な取引は手控えられたようです。
■ＮＹ市場
NY市場では、Ｇ7の声明に絡んだ報道に注目しながらの相場展開で
いつもながらの「株価主導」で動きました。
ダウ平均は1000ドル超の値幅でレンジ相場。
ドル円やクロス円の動きは荒れていました。その後
ダウ平均が下げ幅を縮小して引けドル円は100円台中盤まで反発、
この日の高値圏で取引を終えました。
他のクロス円も反発し、
・ユーロ円は135円台
・ポンド円は171円台
ドルストレートのユーロドルは1.3260レベル
まで下げ07年6月以来の安値となりました。
■発表されたＧ7の声明の概要です。
・現状では迅速で例外的な行動が必要
・金融市場と信用市場のフローを安定化させるため協力して行動し続ける
・金融システム全体の中で重要な金融機関の破綻を阻止するため、
断固たる行動をとり、あらゆる手段を用いる
・銀行や金融機関が民間と公的機関から資本調達ができる環境を確実にする
・各国の預金保証や保護プログラムを確実に強固で、一貫したものにする
・住宅ローンやその他証券化資産の流通市場を再開させるため、適切な行動をとる
この内容はどうなんでしょう？
今週のマーケットが始まっていないのでなんとも言えませんが、
サプライズに乏しく、
残念ながら事前に予想されていた内容の範囲内だったようです。
また、
「銀行間貸し出しの保証」についても盛り込まれず
具体性に欠けた内容でした。
これを受けて各国（特にアメリカ）が具体的な法案を緊急に
打ち出さない限り、現状の異常な相場は収まらないと思いますが・・・
とにかく、明日
週明けの相場展開に注目です。
■今週のトレード作戦
すでに『中長期・スワップトレード』は
事実上リスクが高すぎてありません。
今までの様に値ごろ感から『底値を狙っての買い』
は非常に危険です。
ドル円が９７円で、お買い得に見えても今後１ドル：８５円
という時代が来るかも知れません。
『デイトレ１本』でトレードするのが得策です。
■ターゲットはポンド円＆ドル円のショートです。
週末にやや値を戻した感のある通貨ですが、相場が正常に戻ったわけではありません。
チャート的には
・上昇のときは少しずつローソク足がつみあがるのに
・下落のときは一気に長い陰線が出現する
のが特徴です。
値動きが荒いので、ストップを必ず入れ（いつもより広めにリスク覚悟で）
ショートポジションで大きく狙おうと思っています。
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