スキャルピング&デイトレードで一番利が乗りやすいのはやはり『順張り』です。
相場展開として『トレンドに乗る=勢いに乗ると』ずっと続く傾向にあります。
■トレンドは一方通行になりやすい
上昇または下降トレンドは一度走り出すと、どんどん行ってしまいます。
(棒上げとか棒下げと言う表現をします。)
それはトレーダーの心理として、
『みんなと同じ方向にポジションを取りたいという心理』もありますし、
そのラインにある『利確または損切り』を巻き込んで行ってしまうからです。
特にスキャルピングは一瞬の利益を追求しますから、この流れに逆らわす
同じ方向に乗ることがエントリーのキモです。
■逆張りは難しい
逆張りとは
レートが下がったときに買い、値上がったときに売るという手法です。
トレンドの反対方向にポジションを取り待ち構えるといった感じでしょうか?
私も最初はオシレーター系のテクニカルツールが好きで
『RSI,MACD,ROC,ストキャスティクス,サイコロジカルライン』など
「売られすぎ、買われすぎ」を表すサインを多く使っていました。
また心理的にも
『お買い得』『お値打ち商品』が大好きなので(^^;
値ごろ感という悪魔のささやきに、
「底値がそこね!」みたいな感じで
逆張りポジションを取ってしまうことがありました。
株トレードの時はこれでも比較的「安値・高値」というのは予想できたのですが、
為替トレードは底なしです。
株では乱高下を防ぎ、売買をスムースに行うためにあるシステムがあり
1日に動く値幅が株価の変動が制限されています(ストップ安・ストップ高)
これは為替にはありません。どこまでも上がり&下がります。
逆張りはこのように自分のポジションと反対に動いてしまう時に
大きく損失を出す危険性があります。
レンジ相場でしっかりとした理由があって逆張りを行うのはいいと思いますが、
その時は自分の中の危険予知センサーを鋭くして
ポジション枚数もなるべく少なめにトレードした方がいいかもしれません。
■順張りの買い増し・売り増し手法
利益が乗ってその波に順張りでついて言っている時は
逆にどんどん枚数を増やす手法はいいと思います。
しかし、この方法はどこに相場転換点が潜んでいるかわかりません。
いい調子でどんどん枚数を増やしすぎると一気に反転をくらい、これも
大敗となるケースにもなります。
儲けが増えている状況から損失を被る時は非常に心理的ダメージが残ります。
ショックが大きいんですね。
このケースでは「ボリ平ドラゴン式」ではドラゴンの頭の敏感な動きをセンサーに
集中してタイミングを計ります。
またトレードが長期化していく時は(→といっても3分以上ですが)
必ず逆指値を付けます。
更に強いトレンドの場合は逆指値をポジションのレードまで引き上げて損失ゼロにしておきます。
そして
・徐々にトレンドが終わりそうになったら一気に決済。
・まだまだ行きそうな場合は少しずつポジションを決済して、
利益を確保しながら枚数を減らしてトレンドについていくことがあります。
このように短期売買は心理的要素の強いトレード方法です。
この心理戦が苦手でしたら、最初から利確・損切りレベルを決めて
トレードすると大きくは儲けられない代わりに、大損もしないと思います。
スポンサードリンク