みなさん、こんにちは。ボリ平です。
6月23~24日英国民投票の結果、まさかの英国EU離脱となりました。

EU離脱1

BBCの開票速報サイトの結果です
・離脱:51.9%
・残留:48.1%


 EU離脱
Bloombergの「EU Referendum: Final Results」です。
投票結果を見ると、
・ロンドン周辺と北アイルランド、スコットランド⇒残留
・その他のイギリス⇒離脱
という地域性がはっきりしています。 

6月24日までは、世論調査やブックメイカーが「残留」を予想していたので相場もやや楽観気味に推移していました。ですからいざ開票を向かえ「離脱派有利」が伝わると、パニック相場になってしまったのです。
◎前回記事⇒【Brexit】開票スタート!相場は大荒れここをチェック!
その後開票が進むにつれ、どんどん下がって行きました。

■FXTF MT4 11:44の1分足チャート

6月24日MT4Brexit2
【11:44】わずか数分でドル円がいっきに4円下げ、99円をつけた瞬間
この時ポンド円はなんと!10円も下げています。あまりのスピードにトレードするような状況ではありません。

ロングのポジションを持っていた方はマージンコール、ロスカットも発令されたと思います。普段はありえないFXでの「追証」もこのような場面では起こります。ロスカットが追いつかず、資産マイナスもあるのです。

6月24日MT4Brexit1
選挙後、週明けの1時間足チャートです。あまりの相場の変動にチャートの価格幅が広がりすぎて下落の大きさがわかりにくいのですが
ポンド円を見ると数時間で「27円」も下げていることがわかります。これは為替史上まれにみる大暴落相場です。

この相場の動揺はまだ収まっていません。週明けロンドン市場ではポンドドルが1.34割れから前日安値を更新。1985年9月以来の1.31ドル後半の安値水準。(31年ぶり)ポンド円も再び134円まで下落(ちなみにユーロポンドも2014年3月以来のポンド安)

今のところ、今週もまだ何が起きるかわからない状態で取引量の薄い中ボラティリティだけが上昇している感じです。ちょっとしたことで大きく乱高下しますので通常通りの相場ではないという認識を持ってトレードに臨んでください。(無理にやることはありません)

現状では「介入」の雰囲気はありませんが、ドル円の100円割れ、99円割れなど節目が訪れたときは注意です。Brexit以前と以後ではあきらかに相場だけでなく、世の中も変わりました。

何かが大きく「変わる」事は、「悪いことではない」と思います。新たに組成される環境、相場に対してどのように対処していけばいいか?前向きに、楽しみながら考えて行きましょう!

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